高校卒業後、18歳でホテルで働き始め、
休みは月に4回ほどしかない中で朝から晩まで働き、19歳で過労で2回倒れる始末でした。
それでもプライベートは捨ててお金のために働き続け、
若手の中では一番早く出世しまして現場では1番手に。
しかし、ここでリーマンショック!
当然仕事量は激減し給料も激減。2分の1程度になりました。
超がつくほどのブラック労働環境に色々と嫌気がさしてきていたのと、若気の至りもあり、
仕事を速攻で辞めて世界一周の旅に。
帰国した後はしばらくの間日本に馴染めずぶらぶらしていましたが、
致し方なく古巣の飲食業に舞い戻りました。
そして半年ほどレストランに在籍しましたが、辞めて何か商売を始めることに。
この時の自己資金は3,000円。
当時一緒に働いていた奇特な同僚から開業資金を全額借り、
何が分からないかも分からないという状態で始めました。
初めてのお店は23席のダイニングバーでしたが、
食器もグラスも足りず、普通用意する3分の1もありません。
さらに極め付けはワインを売って儲けを出さなきゃいけない店なのにワインを仕入れるお金もない(笑)
36本しか入らない小型のワインセラーに10本程度しか入っていないなんて状況でした。
もちろん厨房の機材も全てボロ過ぎて、オーブンが使えないもんですからトースターを使っていました。
さらに嘘だろ?って話ですが、
開店するときには融資してくれた人物が料理人として参加できなくなったため、
料理人不在で飲食店を開店することに。
調理場で働いたことすらない状態でオープンし、
宣伝をする資金もなく、知り合いも誰もいない土地でしたので、
開店日には17時から26時まで営業して、やっと2名の通りすがりの人が立ち寄ってくれただけでした。
考えることも毎月の支払いのことばかり。
今考えると最初の造作費はかけ過ぎていたし、
コンセプトが定まらないどころかなかったのがダメでしたね。
お金がないもんですからランチに手を出しましたが、その分営業時間が長時間に。
体力はなくなるしモチベーションも保てません。
お客様は安く使えるランチに来てそのお店を味わった気になってしまい、結果夜には来ないため、
だいたいランチを始めると売り上げが下がります。
ランチは夜の宣伝なんてのはまやかしです(笑)騙されちゃダメ。
結果としてランチは結構繁盛したものの、やめたらなんと売り上げが3倍になりました。
営業時間を短縮し、時間ができた分、体力やモチベーションの維持もできましたし、
お客様への新しいアプローチなんかも思いつくようになりました。
結果としては顧客単価が上がり、非常に良い客層になり経営の安定化につながりました。
その後このお店は立ち退きのため閉店しましたが、
たくさんの失敗を経験して、たった一人で数年間営業した知識や経験は
全てリアルに基づいているので非常に役立っています。
そしてこのお店の後にも、ここ10年ほどで開店したお店の数は7軒になります。
多くはありませんが一人で経営と運営をしながらですので効率的な経営手法が取れていると思います。
僕はこの道一筋ですが個人的には飲食業では不幸になる人が多すぎると思っています。
手間は多く、儲けは少ない。
家賃を払って開業資金の返済をしているとお金が残らない、なんていうことが飲食店経営のリアルです。
もちろん悪い部分だけではなく、お客様に直接喜んでもらえれば、ものすごく満足度の高い仕事になると思います。
でもそのためにはお店を維持し常に余裕を持った経営状況が必須です。
そこで低資本で開業できるフランチャイズ事業を展開し始めました。
僕が目指すのは飲食業で不幸になる人が出ないことです。
フランチャイズというと、高額な加盟金や売り上げに対するフィーが必要というイメージがあると思います。
そこで弊社では「超低額な加盟金・売り上げに対するフィーなし・長期の契約期間なし!」という基本設計で、
フランチャイズのオーナー様がまずは儲かる形を最優先に考えました。
内容は僕自身が開業するときにこういうフランチャイズがあったら参加したのになあ。というものです。
まずはオーナー様に儲けてもらって、長期で営業していただくことで弊社も利益になるような形をご提案しています。
オーナー様が長くやっていただけないと利益が出ない構造にあえてしました。
フランチャイズ1号店のオーナー様は飲食店での調理経験などない方ですが、順調に売り上げを上げています。
“基本的に職人に頼らないお店づくり”、
“ワンオペレーションで経営できる強いお店づくり”、
“利益の出る商品”、“調理技術が必要ではない事業形態”。
ここを重点的に考えています。
繁盛して儲かるお店づくりではなく、あえて暇でも潰れないお店づくりにすることで、
ある程度の集客でしっかりと儲かります。ここが大事です。
ワークライフバランスが取れてマイペースで続けていける事業形態がベストだと考えています。
商品の価格設定や提供内容などに強制の部分はありません。
他には類を見ないほど自由度の高いフランチャイズとなっています。
僕はリアルを大事にしています。
カタログや綺麗事を並べて加盟店様を募集したりはしません。
実店舗を気軽に見学していただけますし、リスクからご説明します。
牡蠣についても色々不安があると思いますが、それを払拭できるだけのノウハウと体制があります。
僕も始めるときは些細なことが分かりませんでしたから、なんでも聞いてください。
全て0から始めた僕自身が直接お話をお伺いしてお答えします。
まだ展開し始めたばかりですが、
ぜひ一緒に新しい飲食業の形を目指していきませんか?